「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[企画展]★エキゾティック・イメージ 上海から道化へ展

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(エキゾティック・イメージ 上海から道化へ展)

★エキゾティック・イメージ 上海から道化へ展

 北海道立三岸好太郎美術館、2021年3月4日(木)ー4月11日(日)

(WEBサイト→)

www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp

 1926年(大正15年)三岸好太郎は中国旅行として上海、蘇州、杭州を旅します。エキゾティックな上海でのひとときは、三岸生来のロマンチックな詩情を呼び覚まし、道化をモチーフとした新たな画風へと飛躍するひとつのきっかけとなりました。本展では、道化シリーズを中心とする所蔵品から、その作風の変貌を見つめます。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立三岸好太郎美術館さま(HP)よりお借りしました。

[特別展]★アフターダーク展

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(手島圭三郎 『きたきつねのゆめ』絵本原画、1985年、株式会社絵本塾企画)

アフターダーク

 札幌芸術の森美術館、2021年2月27日(土)ー4月11日(日)

(WEBサイト→)

artpark.or.jp

 地平線に太陽が没し、地上に闇が降りる頃、すべてのものに等しく「夜」は訪れます。深い闇がもたらす孤独や恐怖を乗り越えるため、人類は原始より様ざまな文明や文化を生み出して来ました。私室で憩う人々と、その対岸で厳しい自然を生きる野生動物たち。覚醒と睡眠。生と死。夜空に輝く星々と、歓楽街のネオン。夜をめぐる様ざまな営為は、アーティストたちの創造の源泉でもありました。本展では、北海道、札幌市ゆかりの多彩なジャンルのアーティストたち11組の作品を通じて、日没後の世界(アフターダーク)に生まれ行く表現の可能性を探ります。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、札幌芸術の森美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[陶芸展]★春の食卓 漆と陶とガラス展

★春の食卓 漆と陶とガラス展

 東急さっぽろ店、2021年4月1日(木)ー4月7日(水)

(WEBサイト→)

www.tokyu-dept.co.jp

 採れたての春野菜や魚を美味しく食べたいと思うなら、春を感じる器に変えてみてはいかがでしょうか。春らしい軽くてさわやかな器を提案します。

[企画展]★一原有徳 展

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一原有徳 『LEO』、1978年)

一原有徳

 北海道立近代美術館、2021年2月27日(土)-4月4日(日)

(WEBサイト→)

www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp

 

 一原有徳(1910年-2010年)は徳島県生まれ。3歳のときに家族と共に北海道に渡り、小樽を拠点として版画制作を行いました。1950年代後半より、石版石を使い一度しか刷れない技法である「モノタイプ」に着手します。その後も一貫してモノタイプを制作、あわせて金属凹版による実験的な版画作品やオブジェなど、様ざまな表現を追求し、国際的にも高い評価を受けてきました。その作品は抽象的でありながら、鑑賞者の想像を刺激し、架空の物質世界へと誘います。本展では、幅数mを超える大型の作品を含め当館の所蔵品を中心に、モノタイプ、金属凹版、オブジェと幅広い技法、表現による多彩な作品世界を紹介します。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

[特別展]★アマゾン博士の北方紀行 山口吉彦旧蔵 北方民族コレクションより展

★アマゾン博士の北方紀行 山口吉彦旧蔵 北方民族コレクションより展

 北海道立北方民族博物館、2021年2月6日(土)ー4月4日(日)

(WEBサイト→)

hoppohm.org

 山形県鶴岡市にある「アマゾン民族館」(東京農業大学生物産業学部)の元館長でもある山口吉彦さんが収集した北方関連資料をご紹介いたします。

[講演会]★瀬戸厚志「池田良二 モノクロームの淵から」

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池田良二『Light crossing border 越境する光』、1991年)

★瀬戸厚志「池田良二 モノクロームの淵から」

 北海道立近代美術館、2021年4月4日(日)14:00

(WEBサイト→)

www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp

 池田良二さんは1947年根室市生まれ。武蔵野美術大学で油彩画を学んだ後に銅版画の技法を独学、フォトエッチングを中心に様ざまな銅板技法を駆使し、アントニ・タピエス展に刺激を受け、タピエスをオマージュしたシリーズを制作します。1985年、母親の死にともない帰省した際に廃墟となっていた旧落石無線送信局と出会い、その外観と内観を撮影し始めます。2004年以降は、「円環」をテーマに、焔、石、卵を使ったインスタレーションを撮影した写真を取り込むなど、生と死、存在と不在を暗示する独特の作風を確立しました。本展では、昨年度当館で新たに所蔵した作品を加えて、初期から近作にいたる池田良二さんの版画作品をご紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

[日本画]★千住博と、次代を担う作家たち展

千住博と、次代を担う作家たち展

 札幌三越、2021年3月30日(火)ー4月5日(水)

(WEBサイト→)

次代を担う作家たち展 | 三越ギャラリー | 札幌三越 | 三越 店舗情報

 

 千住博さんは、1958年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒業。同大学博士課程満期退学。ニューヨークを拠点に、絵画のみならず舞台美術やアートディレクションなど幅広く活躍されるほか、メトロポリタン美術館など世界の主要な美術館に作品が収蔵・展示されるなど国際的に高く評価されています。

 2020年10月に高野山金剛峰寺の襖絵を奉納し、ますます画業に邁進されています。このたび、高野山金剛峰寺襖絵奉納を記念して制作された版画2種、『瀧図』と『断崖図』を初出展。日本仏教の聖地、高野山真言宗総本山金剛峰寺へ納められた襖絵をシルクスクリーンリトグラフによりディテールまで丁寧に表現した最新作です。

 本展は、千住博さんの作品を中心に、次代の日本のアートシーンを担う若手作家の作品も合わせて展覧いたします。

あしたはきょうよりもっといい日。