「観るだけ美術部」部長のブログ

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[記念碑]★大磯馬頭観世音碑・覆屋(洞爺湖町)

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(大磯馬頭観世音碑の覆屋。碑はこの覆屋の中に保存されています)

★大磯馬頭観世音碑・覆屋(洞爺湖町
 洞爺湖町の市街地から豊浦町側に僅かに行ったところに、こちらの「大磯馬頭観世音碑」があります。「大磯馬頭観世音碑」群は現在10基確認されていますが、その中でも最も古いものは文政8年(1825年)に田畑小太郎によって建立された碑です。昭和27年(1952年)道路拡幅工事の際に、アイヌ民族研究で有名な白井柳治郎によって発見されました。調査の結果、かつて「有珠・虻田牧場」の富川牧(場)の牧場主であった田畑小太郎が発願した碑であることがわかりました。碑には正面に「観世音 不言■(■は文字が不明瞭)」、裏面に「文政酉 田畑小太郎 志立」と刻まれています。
 文政5年(1822年)に有珠山が噴火したとき、犠牲になった人々や馬の霊を鎮めるために建立されたと考えられています。
 碑は発見された昭和27年(1952年)を含め、これまで3回遷座されて現在に至っています。この貴重な文化遺産の保存を図るため、昭和29年に「蝦夷富川牧(場)馬頭観音講」が結成されました。現在は「虻田馬頭観世音碑保存協賛会」に弾き継がれ、毎年7月5日にお祭りが行われています。(2018年8月現状を確認)
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。

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