「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★深井克美と、人間像の画家たち展

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(深井克美 『バラード』、1973年)
 
★深井克美と、人間像の画家たち展
 北海道立近代美術館、2013年10月1日(火)-11月24日(日)
 
 深井克美は1948年(昭和23年)に函館で生まれ、幼くして父を亡くし、母の下で東京で育ちました。生来病気がちで小学校を1年遅れで卒業し、中学校も病院内分教室で学んだ時期がありました。こうしたなかで美術に関心を持つようになり、自由美術展で西八郎の作品に感銘を受け、同氏に師事。また、一時期は武蔵野美術学園などにも通っています。やがて自由美術展を主な舞台に作品を発表するようになります。細かなタッチと寒色を主とした色彩により、内面の叫びが聞こえてくるような人物像や、分裂・融合する身体、あるいは荒涼とした光景を描き、青春の苦悩と悲しみのなかに美しさを秘めた、独自の画風を確立しました。30歳の若さで自ら命を絶った深井克美の作品は、死後、遺作展や回顧展、文章を通じて脚光を浴び、熱烈なファンを生んでいます。彼の作品に見られる、人生への不安と懊悩、孤独、絶望、そのなかにある希望は、人間の、ことに若者の普遍的なテーマと言えるでしょう。
 今回の「これくしょん・ぎゃらりい」は、深井克美の初期から最晩年までを、当館では久しぶりにまとまった形で展示する企画です。また、同時に、人間像をテーマとする具象の画家たちの作品も取り上げ、悩み、苦しみながらもなお進んでいくその姿をご紹介します。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
 
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