(『リガード・バドロックペンダント』(1820-30年ごろ、イギリス))
道立旭川美術館、2012年9月4日(火) 10:30
19世紀のイギリス、最も繁栄を極めたヴィクトリア女王の時代には、ジュエリーの世界が大きな発展を遂げました。本展は、イギリスの伝統と文化、栄華のさまを、穐葉アンティークジュウリー美術館のコレクションを主としたジュエリー、レース、ティーセットなど約200点でご紹介します。
ヴィクトリア女王は、ドイツから来た夫アルバート公のために、ドイツの風習であったクリスマスツリーをイギリスに持ち込むなど、冠婚葬祭からアフタヌーンティーまで、さまざまなライフスタイルの確立をリードしました。また、愛情や思い出をこめた数々の宝石に囲まれていた女王の生き方とその愛は、ファッションやジュエリーにも大きな影響を与え、金、銀、ダイヤモンドの他、象牙やべっ甲などの多彩な素材が当時の職人の卓越した技によって宝飾品に仕上げられ、女性を美しく見せる装身具として多くの人々を魅了しました。
愛に満ちた女王によってもたらされた輝かしい文化に触れていただくまたとない機会をどうぞお楽しみください。ダイアナ元妃ゆかりのリングも特別出品されます。
ヴィクトリア女王は、ドイツから来た夫アルバート公のために、ドイツの風習であったクリスマスツリーをイギリスに持ち込むなど、冠婚葬祭からアフタヌーンティーまで、さまざまなライフスタイルの確立をリードしました。また、愛情や思い出をこめた数々の宝石に囲まれていた女王の生き方とその愛は、ファッションやジュエリーにも大きな影響を与え、金、銀、ダイヤモンドの他、象牙やべっ甲などの多彩な素材が当時の職人の卓越した技によって宝飾品に仕上げられ、女性を美しく見せる装身具として多くの人々を魅了しました。
愛に満ちた女王によってもたらされた輝かしい文化に触れていただくまたとない機会をどうぞお楽しみください。ダイアナ元妃ゆかりのリングも特別出品されます。
掲載画像は『リガード・バドロックペンダント』(1820-30年ごろ、イギリス)です。ジュエリーを贈ることで個人的な想いを伝えるメッセージジュエリー。デザインやモチーフ、素材とジュエリーを構成する全ての要素に固有の意味が込められました。このペンダントには3つのメッセージが隠されています。一つは、中央の真珠とターコイズで忘れな草を表し、その花言葉は「真実の愛・私を忘れないで」という想いを。二つ目は、宝石の頭文字を綴ることで、単語を作る文字遊びからルビー、エメラルド、ガーネット、アメシスト、ルビー、そしてダイヤモンドと宝石の頭文字を並べると、英語のリガード、敬愛、好意ひいては愛情を意味する言葉になります。最後にペンダントの錠前の形から「囚われた愛情」を意味し、三重の想いが込められています。このような間接的な表現を用いて、様々な想いを伝えることが、時代の風潮に合い人気となったのです。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、「愛のヴィクトリアン・ジュエリー 華麗なる英国のライフスタイル」展公式HPよりお借りしました。
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