こちらの蒸気機関車Ｄ５１型３３３号機は、１９３９年（昭和１４年）に製造されました。夕張線などで活躍したあと、１９７５年に追分機関区において廃車。以後１９７６年（昭和５１年９月）より白老町ポロト湖畔において３１年間、展示保存されてきました。「ＳＬポロト号」という愛称を付けられています。そのＤ５１型３３３号機は、「イオル再生事業」に伴い、２００８年（平成２０年）ＪＲ白老駅北広場（改札口とは反対側です）へと移設、引き続き静態保存されました。現在では、列車通過時の車窓からはもちろんのこと、ＪＲ白老駅からも望むことができるようになりました。
保存に際して、屋根は架かっていませんが、きれいに整備されており、状態がとてもよいのが特徴。シリンダーブロックなどは補修済み。ロッドは油磨きではなく、磨きだし後クリアーペンキを吹き付けています。転轍機や踏み切り機なども付近に設置されています。保存状態としては、かなりよいと言えるでしょう。保存機には白い柵が廻らされており、大切に保存されているという印象を受けます。いまでもそうですが、これからも白老町民の誇りとして、これからも大切に保存されていくのでしょう。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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