(ピエール=オーギュスト・ルノワール 『泉による女』
1914年、大原美術館。※後期(6月19日(火)-7月8日(日))の展示)
道立近代美術館、2012年5月19日(土)-7月8日(日) 後期:6月19日(火)-7月8日(日)
大原美術館は、日本で最初の西洋美術館として1930年(昭和5年)、岡山県倉敷市に創設されました。倉敷紡績(クラボウ)を受継ぎ、倉敷絹織(クラレ)を創始した大原孫三郎は、地元岡山の洋画家・児島虎次郎に収集作品の選択と購入を託し、コレクションの礎が築かれます。そして「世のため、人のため」というその孫三郎の志を継いだ總一郎の時代以後も大原美術館のコレクションは、それぞれの時代を映しながら、豊かに大きく発展していきます。
中核をなす絵画部門は、ヨーロッパと日本の近代絵画はもちろん、戦後アメリカ美術から現代に至る旗手たちの作品が次々に収集されていきました。当時の現代美術も、今や古典となり、名画となっています。 21世紀以降も大原美術館の現代作家への支援は続き、大原家別邸として建てられた有隣荘の空間を活かした現代作家の展覧会や、児島虎次郎のアトリエをアーティスト・イン・レジデンスのプログラムで開放するなど、「生きて成長していく」美術館として、今もなお同時代を見つめ続けているのです。
このたびはその大原美術館の主要作品80点を拝借し、初めて海峡を渡り北海道で開催する運びとなりました。近代から現代に至る美術史をひもとくように、名画の数々をご覧ください。出品作家は、クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール(後期)、アンリ・マティス、マルク・シャガール、アメデオ・モディリアーニ(前期)、モーリス・ユトリロ、アンドレ・ドラン、モーリス・ド・ヴラマンク、オーギュスト・ロダン、児島虎次郎、山本鼎、梅原龍三郎、安井曾太郎、岸田劉生、萬鉄五郎、土田麦僊、熊谷守一、関根正二、前田寛治、児島善三郎、中山巍、林武、国吉康雄、中川一政、鳥海青児、棟方志功、高村光太郎、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、草間彌生、蜷川実花など。
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