(『シードパールティアラ』 19世紀初期 イギリス)
★(アートボランティア)「愛のヴィクトリアン・ジュエリー 華麗なる英国のライフスタイル展」いつでも30分作品解説
釧路市立美術館、2012年6月10日(日)、17日(日) 10:00から
(WEBサイト→)http://www.pekita.net/
19世紀のイギリス、最も繁栄を極めたヴィクトリア女王の時代には、ジュエリーの世界が大きな発展を遂げました。本展は、イギリスの伝統と文化、栄華のさまを、穐葉アンティークジュウリー美術館のコレクションを主としたジュエリー、レース、ティーセットなど約200点でご紹介します。
ヴィクトリア女王は、ドイツから来た夫アルバート公のために、ドイツの風習であったクリスマスツリーをイギリスに持ち込むなど、冠婚葬祭からアフタヌーンティーまで、さまざまなライフスタイルの確立をリードしました。また、愛情や思い出をこめた数々の宝石に囲まれていた女王の生き方とその愛は、ファッションやジュエリーにも大きな影響を与え、金、銀、ダイヤモンドの他、象牙やべっ甲などの多彩な素材が当時の職人の卓越した技によって宝飾品に仕上げられ、女性を美しく見せる装身具として多くの人々を魅了しました。
愛に満ちた女王によってもたらされた輝かしい文化に触れていただくまたとない機会をどうぞお楽しみください。ダイアナ元妃ゆかりのリングも特別出品されます。
ヴィクトリア女王は、ドイツから来た夫アルバート公のために、ドイツの風習であったクリスマスツリーをイギリスに持ち込むなど、冠婚葬祭からアフタヌーンティーまで、さまざまなライフスタイルの確立をリードしました。また、愛情や思い出をこめた数々の宝石に囲まれていた女王の生き方とその愛は、ファッションやジュエリーにも大きな影響を与え、金、銀、ダイヤモンドの他、象牙やべっ甲などの多彩な素材が当時の職人の卓越した技によって宝飾品に仕上げられ、女性を美しく見せる装身具として多くの人々を魅了しました。
愛に満ちた女王によってもたらされた輝かしい文化に触れていただくまたとない機会をどうぞお楽しみください。ダイアナ元妃ゆかりのリングも特別出品されます。
掲載画像は、『シードパールティアラ』(19世紀初期 イギリス)です。
シードパールとは、芥子と呼ばれる非常に小さな真珠を指します。真珠の母貝(ぼがい)である白蝶貝(しろちょうがい)をデザイン通りにカットして穴を開け台座とし、白い馬の毛やガット、テグス等を通したパールを組み上げ作られています。この作品はイングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのシャムロックとイギリスの3つの国の花をモチーフとしたティアラで、両サイドにリボンを通して身につけられました。バラの花の下にはスプリングが付いており、身につけて動いたときにその振動により震えるように揺れます。このような細工は、トレンブランと呼ばれ、19世紀を通して人気がありました。シードパールの持つ柔らかな色彩と儚げな表情は、社交界にデビューする少女に最もふさわしい装身具として人気がありました。
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