「観るだけ美術部」部長のブログ

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[版画展]★ユトリロと古きよき時代の版画展

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(モーリス・ユトリロ 『サン・ピエール教会』 油彩)
 
ユトリロと古きよき時代の版画展
 三越札幌店、2011年9月20日(火)-9月26日(月)
 20世紀初頭のパリを舞台に活躍した「エコール・ド・パリ」の画家たちの油彩画、版画などが集められ、展示販売されます。なかでも注目なのは、モーリス・ユトリロの作品。モーリス・ユトリロ(1883年-1955年)は、近代フランスを代表する画家のひとりで、母は画家シュザンヌ・ヴァラドン
 ユトリロは、エコール・ド・パリの画家のなかでは、珍しくフランス人です。ユトリロは、母親が18歳の時の子どもで、父親がいなかったため、祖母に育てられました。ユトリロが7歳のときに、スペイン人ジャーナリストのミゲル・ウトリリョ(ユトリロ)が彼を認知したのですが、ユトリロは生涯、この法律上の父に会うことはなかったそうです。ユトリロの実父については諸説あり、わかっていない部分が多いとされています。ユトリロは、10代でアルコール中毒になり、治療のため、医師に勧められて絵を描き始めたことは、よく知られているところです。
 ユトリロ作品のほとんどは風景画、それも、小路、教会、運河などの身近なパリの風景を描いたものです。ありふれた街の風景を描きながら、その画面は不思議な詩情と静謐さに満ちています。特に、壁などの色に用いられた独特の白が印象的。第2次世界大戦後まで余命を保ちますが、作品は、後に「白の時代」といわれる、アルコールに溺れていた初期のもののほうが、一般に評価が高いようです。
 パリ郊外のサノワ・サンノワにはモーリス・ユトリロ美術館があります。また、モンマルトルにある墓には、現在でも献花が絶えません。
 
三越札幌店、美術画廊HP
 
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