「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[企画展]★安西冬衛と三岸好太郎 モダニストの『蝶』展

三岸好太郎『海洋を渡る蝶』、水彩画)

安西冬衛三岸好太郎 モダニストの『蝶』展

 北海道立三岸好太郎美術館、2024年4月27日(土)-7月4日(木)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 短詩「てふてふが一匹韃靼海峡渡っていった」(『軍艦茉莉』1929年)で有名な安西冬衛が日本のモダニズムを駆け上がろうとしていた1934年(昭和9年)、三岸好太郎は旅先の名古屋で急逝しました。いっぽう、安西冬衛は同年大連から大阪府堺市に帰郷しており、ついに二人は生前、相まみえることはありませんでした。しかし共通の友人を介して翌年、安西冬衛は第5回独立展を訪れ、三岸好太郎の作品と対面します。「・・独立展に三岸好太郎の遺作『海洋を渡る蝶』を観る。博愛なる海洋。これだけの美事な仕事を惜しげもなく拠って就いたのである。死といふものは悪くないに相違ない」(安西冬衛「博愛なる海洋」1935年)。詩人はこのように賛辞を捧げ、好太郎の早世を悼みました。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立三岸好太郎美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

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