★(当館学芸員)「見どころ解説 近代日本画と北大路魯山人展」
北海道立近代美術館、2023年11月6日(月)10:30
(WEBサイト→)
足立美術館は、実業家の足立全康氏が長年にわたって収集した横山大観をはじめとする数々の美術品をもとに1970年(昭和45年)に島根県安来市に開館しました。2020年(令和2年)には、現館長の足立隆則氏により充実された北大路魯山人の書や陶芸のコレクションを展示する「魯山人館」を新設しました。また、1995年(平成7年)には日本美術院展に「足立美術館賞」を創設するなど、将来性豊かな日本画家の育成にも力を注いでいます。
収集されたコレクションは、横山大観をはじめとする近現代の日本画、北大路魯山人の陶芸などからなり、その数は2,000点にも及びます。この優れたコレクションとフランスの旅行ガイド『ミシュラン』で三つ星と評価された広大な日本庭園が、多くの美術愛好家や観光客の人気を集めています。
本展では、「和の美、再発見。」をテーマに、足立美術館のコレクションから竹内栖鳳、横山大観、上村松園、川端龍子、伊東深水らの近代日本画と北大路魯山人の陶芸や書を紹介します。近代日本画の歴史と、北大路魯山人の生涯をたどると共に、和の世界を北海道民の皆さまに楽しんでいただきます。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。