「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[特別展]★モダンの芸術 100年前のヨーロッパ、日本、旭川展

国吉康雄『横たわる裸婦』、1929年、北海道立近代美術館

★モダンの芸術 100年前のヨーロッパ、日本、旭川

 北海道立旭川美術館、2022年12月17日(土)-2022年3月12日(日)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 いまから100年前の1920年代。第一次と第二次世界大戦の狭間というこの時代、芸術の都として人々を惹きつけていたパリでは、美術のみならず、音楽、文学、映画、工芸など、様ざまな芸術が花開きました。このときに活躍した「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれた画家たちの多くは、新たな表現を求めパリに集ったフランス国外からの異邦人たちでした。日本からも多くの画家が渡欧するようになり、ヨーロッパ美術の動向は日本画壇に大きな影響を与えていきます。北海道における1920年代は、はじめて全道規模の公募展が創設され、三岸好太郎など道産子の画家たちが日本画壇で頭角をあらわした時代でもありました。旭川では、高橋北修をはじめとする絵画好きの青年たちが初の画会を立ち上げ、道内の画家たちと交流し、新たな美術の発信地となるべく奮闘しました。

 本展では、ヨーロッパ(フランス)、日本、旭川で100年前に展開された芸術を紹介。エコール・ド・パリの作品を数多く収蔵する北海道立近代美術館を中心に、北海道立三岸好太郎美術館と、当館コレクションのなかから、絵画・工芸など、およそ90点によって、ジャンルや国境を越えた「モダンの芸術」を振り返ります。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。