★百年の礎 北海道の「心臓」と呼ばれたまち展
小樽市総合博物館本館、2022年7月23日(土)-11月3日(木・祝)
(WEBサイト→)
かつて小説家・小林多喜二が「北海道の心臓」と評し、日本の近代化を支えた「北日本随一の都市」だった小樽。現在でこそ、全国有数の観光地として知られていますが、高度経済成長期の中で「斜陽のまち」と呼ばれた時期もありました。そのとき、歴史的な遺産を守り、さらに活用しながら、まちの再生を模索した小樽市民がいました。小樽では明治から、まちの発展と共に財を成した資本家たちが、市庁舎や公会堂などを寄付し、「民の力」で自らのまちを創り上げていきました。小樽の黎明期から脈々と流れてきた「民の力」によって、元気を失った「北海道の心臓」は新たな鼓動を始めました。これはまちの衰退を「民の力」によって、遺産の保存と活用をまちづくりに生かし続ける市民の物語です。本展では、市制施行100年を迎える小樽の歩みを銀行街、福祉事業、運河保存運動などを軸に紹介いたします。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、小樽市総合博物館本館さま(HP)よりお借りしました。