だて歴史文化ミュージアム、2022年9月17日(土)-11月27日(日)
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山田秀三は、1899年(明治32年)東京生まれ。東京帝国大学法学部を経て農商務省、商工省などに勤務したのち、1945年に退官しました。1949年から北海道曹達株式会社の設立に請われて社長に就任。のち会長、相談役を歴任されています。
いっぽう、1941年に着任した仙台鉱山監督局長当時に東北の地名に関心を持ち、戦後は「道楽」と称して東北・北海道のアイヌ語地名を調査されました。金田一京助氏、知里真志保氏、久保寺逸彦氏と交友関係を持ち、アイヌ語にも深い知見を有していた山田秀三の研究は、既存の文献や地図を徹底的に調べ、その上で現地を確認していくという実証的な研究方法を確立し、アイヌ語地名研究の水準と蓄積に大きく貢献されました。本展では、これらの資料を展示し、アイヌ語地名、特に西胆振地区におけるアイヌ語地名研究を掘り下げます。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、だて歴史文化ミュージアムさま(HP)よりお借りしました。