国立アイヌ民族博物館・ウポポイ、2022年8月20日(土)13:30
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知里真志保(ちりましほ、1909年-1961年)は、アイヌの主張の家系に生まれた言語学者、民族学者です。『アイヌ神謡集』の編訳者であった知里幸恵の実弟で、代表的な著書に、北海道、樺太各地で採取した語彙をもとにした『分類アイヌ語辞典』や『地名アイヌ語小辞典』などがあります。これらは現在に至るまでアイヌ語やアイヌ文化研究に欠かせないものとして評価されています。
そのほか、口承文芸や文化史的な論文を多く残しており、没後60年を経ても言語学、口承文学、民族学、歴史学研究の分野への影響力は多岐にわたります。本展では、彼に関わりのあった人々を取り上げながら、現在に受け継がれる彼の研究を振り返ります。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、国立アイヌ民族博物館さま(HP)よりお借りしました。