★ヒトのかたち展
釧路市立美術館、2022年2月19日(土)-3月20日(日)
(WEBサイト→)
「人間」は美術のなかで様々に表現されてきました。偉人の肖像画や記念碑、神話の一場面を描いた群像、街を行き交う人々など、いろいろなテーマが考えられます。また、表現される「人間」のかたちも、非常に写実的なものもあれば、抽象に近いほどに簡略化されたものもあります。
これらの様々な表現をていねいに見ていくことは、各々の作家が「ヒトのかたち」をどのように造形してきたかに注目することであり、また作家たちが、人間が存在するこの世界をどのように見つめてきたかを発見することにもなるでしょう。そして、眼差しを向ける人間(作家)と眼差しを向けられる側の人間の関連性や、人間を見つめる作家の視座の限界もまた時として明らかになります。
本展では当館および市所蔵の作品から大きく分けて「群像」「肖像」「デフォルメされた形」をテーマに絵画・版画・彫刻を出品いたします。様ざまな「ヒトのかたち」を通して、人間を見つめることの意味に思い巡らせていただければ幸いです。