「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[陶磁器]★15代 酒井田柿右衛門 伊万里焼展

★15代 酒井田柿右衛門 伊万里焼展

 札幌三越、2021年9月14日(火)ー9月20日(月・祝)

(WEBサイト→)

www.mitsukoshi.mistore.jp

 佐賀地方の方言で、米の研ぎ汁のことを「濁し(にごし)」と呼ぶのだそうです。「濁手(にごしで)」は、米の研ぎ汁のような、温かみのある乳白色をした地肌をもつ色絵磁器のことで、江戸時代には、オランダ東インド会社(VOC)の輸出によって、東アジアやヨーロッパなどに紹介されました。しかし、江戸時代中期以後は、その輸出の終了と共に製作技術が途絶えたと言われています。1953年、12代・13代柿右衛門親子の努力によって、「濁手」は復元され、1971年にはその製陶技術が認められて、国の重要無形文化財人間国宝)の総合指定を受けるまでになりました。その技術は現在の15代柿右衛門に踏襲されています。

あしたはきょうよりもっといい日。