「観るだけ美術部」部長のブログ

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[講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 歌川広重 名所江戸百景展」

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歌川広重 名所江戸百景展)

★(当館学芸員)「ギャラリートーク 歌川広重 名所江戸百景展」

 小樽芸術村・似鳥美術館、2021年8月7日(土)11:40

(WEBサイト→)

www.nitorihd.co.jp

 『名所江戸百景』は、歌川広重が亡くなる2年前の1856年(安政3年)から順次刊行され、その死後を合わせたおよそ3年の月日をかけて、118図が版元である魚屋栄吉(「魚栄」)により刊行されます。その後、梅素亭玄魚による目録と2代歌川広重による『赤坂桐畑雨中夕けい』が追加制作され、119図と目録を合わせた120図で感性となりました。縦長の画面と実験的な構図で、江戸の町とその近郊の名所、そこに暮らす人々の生活の様子が活写されています。また、緻密な彫りと、随所に施されたぼかし摺りや雲母摺り、空摺りといった、浮世絵版画の最高級の技術が用いられている点も魅力です。

 本展ではさらに、「明治の広重」小林清親(前期)、「昭和の広重」川瀬巴水(後期)の作品も合わせてご紹介いたします。絵師たちが選んだ江戸の名所をご覧ください。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、小樽芸術村さま(HP)よりお借りしました。

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