小樽芸術村、旧三井銀行小樽支店、2020年6月23日(火)-7月21日(火)
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小樽芸術村が所蔵する浮世絵を、全4期に分けてご紹介する「小樽芸術村浮世絵展2020」。第2期(6/23~7/21)の本展では、歌川広重の代表作《保永堂版東海道五十三次之内》全55図と、当時絶大な人気を誇った三人の絵師—広重、国芳、国貞(三代豊国)—が各図を担当したシリーズ《東海道五十三對》全55図を一挙公開いたします。
江戸時代後半、十返舎一九作『東海道中膝栗毛』がヒットしたことなどを背景に、庶民の間では旅がブームとなります。
その舞台となった江戸(東京)・京都間を結ぶ東海道は、さまざまな浮世絵の題材となりました。中でも、繊細で巧みな風景表現が魅力の、歌川広重《保永堂版東海道五十三次之内》は爆発的な人気を博し、この成功により浮世絵の中に街道絵というジャンルが確立します。
一方《東海道五十三對》は、各宿場にちなむ伝説や歴史上の人物、風俗などを主題とした個性的な揃物。その内容を読み解くことで東海道についてより深く知ることができます。江戸の人気絵師たちが誘う東海道の旅を、ごゆっくりお楽しみください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、小樽芸術村さま(HP)よりお借りしました。