★(当館学芸員)「ギャラリートーク 歌川広重 二つの東海道五拾三次展」
北網圏北見文化センター、2020年2月8日(土)14:00
(WEBサイト→)
http://business4.plala.or.jp/bunsen21/art.html
《東海道五拾三次》は浮世絵師・歌川広重(1797-1858)の代表作として知られています。今回、この『歌川広重 二つの東海道五拾三次』展では、彼が手がけた東海道シリーズの中から、「保永堂版」と「丸清版」の二つを展示します。
「保永堂版」は天保4年(1833年)年から天保5年(1834年)にかけて出版されたもので、広重の若く勢いある描き方が特徴です。その約15年後の嘉永2年(1849年)に出版された「丸清版」は、ゆったりとした時間や落ち着きを感じられます。二つの版を見比べ、広重の描き方や構図、モチーフの選び方の変化などをお楽しみください。そして、彫師や摺師らの優れた技術にもぜひご注目ください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北網圏北見文化センターさま(HP)よりお借りしました。