(中江紀洋 『魂の安息日』1997年)
★久米淳之「中江紀洋 時の造形(かたち)」 近代美術館学芸員
道立近代美術館、2010年10月30日(土)、11月13日(土) 14:00
中江紀洋さんは、釧路を制作の拠点として意欲的な活動を続けてきた造形作家です。初期の有機的な形態をした、抽象的な木彫作品で注目を集め、近年は廃材などを用いた構成的な作品や、インスタレーションの制作などで、表現領域を広げています。
ここに掲載した作品も、歯形を据えた大きなパネルの前に、人体をイメージした木の造形を椅子とともに配置した大作で、刻(とき)をテーマに、現在と過去との繋がりや、存在の普遍といったことを、象徴的にあらわしたものだということです。
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