［鉄道遺産］★雄信内駅 駅舎主屋（鉄道遺産５３）

★雄信内駅（宗谷本線）←読めますか？　難読駅名のひとつです

　雄信内駅は、宗谷本線の無人駅。１９２５年（大正１４年）開業当時からの駅舎を使用しています。交換設備も残っており、写真撮影のために訪れるファンも多くいるそうです。建物の腰壁は下見板張りで、窓上はモルタル仕上げ。下見板の一部は剥落しており、早く修繕してほしいと思ってみていました。いまは、どうなっているのでしょうか。ホーム側出入り口には立派な「駅名板」が掛けてあります。

駅前はまったくの無人地帯で、廃屋が倒壊する様はすさまじいものがあります。開拓の苦難とはこんなにも過酷なのかとでも言うような。それでも、橋を渡った向こうには天塩町の集落もあり、駅まで車で送り迎えしてもらって利用している高校生もいると聞きます。
　雄信内は、故「ポール牧」氏の故郷でした。かつて、ＮＨＫ・ＢＳ２の「ふるさと旅列車」という番組で、雄信内駅が取り上げられています。ポール牧氏によれば「町はすっかり寂しくなったが、駅の雰囲気はほとんど変わっていない」と言っていたとか。

 

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