「観るだけ美術部」部長のブログ

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[道外展]★戊辰戦争 150年展

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会津藩旗、個人蔵)

戊辰戦争 150年展
 福島県立博物館、2018年9月1日(土)-10月14日(日)

 この展覧会は、決して華やかではありません。出品資料の多さにかかわらず「色味」の少ない、モノトーンの展示の中で、皆さんの目をひくのはおそらく錦旗のコーナーでしょう。錦旗が「官軍」の象徴として示された時、当時の人々はどのような思いを抱いたのか、実際に会場で確かめていただきたいと思います。

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(錦旗(蜀江錦日像金)、東京国立博物館

 京都守護職となった会津藩主・松平容保は、諸藩の思惑が渦巻く幕末の京都で公武間の調整につとめ、孝明天皇から信頼を得ました。しかし天皇崩御の後、一転して錦旗を掲げられ、「朝敵」とされました。会津藩は謝罪・嘆願を働きかけますが、新政府側は受け容れませんでした。これにより、東北や越後の諸藩を広範囲に巻き込み、戊辰戦争の戦渦は拡大していきます。
 この展覧会は、めざした会津救済・戦争回避の道が実現せず、同盟を組んで戦うことを余儀なくされた東北・越後の視点から、戊辰戦争を紹介します。当時の人々の記録や関連資料を丹念に集め、150年前に何が起きていたのかを考える機会としました。新潟県立歴史博物館・仙台市博物館との共同企画により実現した本展。それぞれに豊富な地域資料を交えながら三館を巡回します。三館ともにご期待ください。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、福島県立博物館さま(HP)よりお借りしました。

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