★関口雄揮の道 展
関口雄揮記念美術館、２０１３年１０月２６日（土）－２０１４年２月１６日（日）
（ＷＥＢサイト→）http://www.sekiguchi-muse.jp/
関口雄揮の作品には、しばしば道が描かれます。道は、大地に刻まれた人の痕跡。その地を往来する人々の、生の証に他なりません。風景を描くことに自分が生きる意味を見出そうとした関口が、道に注目したことは必然であったと言えるでしょう。道の作品は、自身の痕跡を刻もうとする関口の、一種の自画像であったに違いありません。他方で、草原や林を走る一筋の道を、人間と自然との生が交錯する接点として見ることもできます。積極的に踏み入ってくる人間に対し、自然は、時に無関心であるかのようにただ美しく振る舞い、あるいはまた圧倒するかのように猛威を振るいます。そんな道に関口雄揮は、自然と人間との関係性を見出そうとしていたようにも思われます。本展では、そうした多様な視点から描かれた、関口雄揮の道の世界をご案内します。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、関口雄揮記念美術館さま（ＨＰ）よりお借りしました。
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