★美術鑑賞会「20世紀フランス絵画展 ギャラリーツアー」 寺地亜衣 (当館学芸員)
道立釧路芸術館、2011年12月17日(土)、1月14日(土) 14:00
20世紀初頭、フォーヴィスムやキュビスムといった前衛的な芸術運動が一世を風靡すると、国外からも多くの芸術家が新しい表現を求めて芸術の都・パリに押し寄せ、エコール・ド・パリと呼ばれる芸術家たちが創作活動するようになりました。さらにその後に流行したシュルレアリスムは、日本を含めた諸外国にも大きな影響を与えました。そして戦後以降のフランスでは、これらの芸術活動の流れを受け継ぎながらも独自のスタイルをもって世界中の多くの人々を魅了する画家たちが、現在もなお数多く活躍しています。
本展では、フランス近代絵画の収集で知られる山形美術館の服部コレクションから、ピカソ、ルオー、シャガール、ローランサン、ユトリロなどの巨匠たち、日本でも人気の高いビュッフェ、ブラジリエ、カシニョール、ギヤマン、そしてパリの街を描いた日本人画家、タカノリ・オギス(荻須高徳)までの作品が一堂に並びます。さらに同館に寄託されている吉野石膏コレクションより、ルノワールの『赤いブラウスの若い女(コロナ・ロマノ)』を特別出品、計59作家61点をご紹介します。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、道立釧路芸術館(HP)さまよりお借りしております。
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