★(当館学芸員)「開会記念講演会 考古学と歴史学から見るアイヌ史観展」
ウポポイ・国立アイヌ民族博物館、2023年9月16日(土)
(WEBサイト→)
アイヌ民族は19世紀まで北海道、樺太、千島、東北北部など、日本列島北部とその周辺の自然環境の中で生活を営み、固有の文化を築き上げてきました。周辺文化との接触を重ねながら、その特色を際立たせてきたアイヌ文化は、時代と共に変化を繰り返してきました。本展覧会では、考古学と歴史学の研究成果を踏まえたアイヌ史を紹介します。現代にみられる伝統性が形成されたであろう18-19世紀のアイヌ文化を軸に、その成り立ちを概観します。現代のアイヌ民族につながる歴史観をどのように構築していくのか、考える展覧会にしたいと思います。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、国立アイヌ民族博物館さま(HP)よりお借りしました。