★小津安二郎 世界が愛した映像詩人 生誕120年・没後60年記念展
北海道立文学館、2023年6月24日(土)-8月20日(日)
(WEBサイト→)
小津安二郎(1903年-1963年)は、日本を代表する映画監督のひとりです。東京・深川に生まれ、三重県で9歳から19歳まで過ごした小津安二郎は、1923年に松竹蒲田撮影所に入所します。そして、『大人の見る絵本 生れてはみたけれど』(32年)『出来ごころ』(33年)『浮草物語』(34年)で3年連続『キネマ旬報』のベストテン第1位を獲得するなど、戦前に映画監督としての地位を築き、そして市民の生活をテーマに自身の表現を確立させていきます。
戦後は全盛期を迎え、『晩春』(49年)『東京物語』(53年)『秋刀魚の味』(62年)をはじめ、次々と名作を生み出し、その評価は世界的に高まっています。2012年には、世界の映画監督が投票で決める「史上最高の映画 監督部門トップ100」において『東京物語』が第1位に選ばれ、英国映画協会が発行する「サイト・アンド・サウンド」誌に発表されました。小津安二郎のメモリアルイヤーに開催する本展では、小津安二郎の人と作品について、直筆の手紙や書、台本、ポスター、パンフレット、写真、さらには愛用品など数々の貴重な資料により、小津監督の足跡をたどりその全体像に迫ります。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立文学館さま(HP)よりお借りしました。