「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[講演会]★薗田容子「十勝美術の青春時代 1960年代を中心に」

(「よみがえる全十勝美術展」展)

★薗田容子「十勝美術の青春時代 1960年代を中心に」

 神田日勝記念美術館、2023年7月16日(土)14:00

(WEBサイト→)

kandanissho.com

 神田日勝が1967年に十勝画壇のグループ展「全十勝美術展」は、東京・札幌の美術公募展入選者を集めた当時の十勝画壇の「報告展」の性格を持ち、当時の出品目録によると、26名の作家による絵画や彫刻35点が会場に並びました。

 1960年から活躍の場を札幌「全道展」や、中央「独立展」に広げていくも終生その活動拠点を鹿追に置いた神田日勝にとって、生涯続いた十勝画壇との交流は、中央画壇の情報を間接的に得られる研鑽の場であったでしょう。と同時に、当時の地元紙の記事から、神田日勝が目玉作家であったことも伺えることから、日勝の存在によって十勝の若手同士が切磋琢磨する場となり得た側面もあったでしょう。

 本展では、この全十勝美術展出品目録をもとに、同展出品作家の顔ぶれや出品作品の所在を調査し、再現展示を試みました。この試みを通じて、神田日勝と同展の関わりや、他作家との影響関係、60年代当時の画壇の熱気、さらには戦後十勝の美術史の様相をご覧いただきます。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、神田日勝記念美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

あしたはきょうよりもっといい日。