★大下裕司「美術史から見た先住民アート」
北海道立北方民族博物館、2022年9月25日(日)10:00
(WEBサイト→)
イヌイトの壁掛けは、カナダのベーカーレイク(カマニトゥアク)で誕生しました。1950年代からイヌイトの女性が現金収入を得る手段として、ミシンを使った衣服づくりが奨励され、その端切れを使って作られるようになったと言われています。
壁掛けに表現されるテーマは極北のくらしの様子や、動物や自然、伝えられてきた民話や神話です。するどい観察眼でとらえたモチーフが、毛皮の衣装を作ってきた縫製技術と独特の色彩感覚で表現されています。
本展では、イヌイトの壁掛けを中心に先住民アート事情の一端をご紹介いたします。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立北方民族博物館さま(HP)よりお借りしました。