★小川正人「資料館をつくる アイヌ民族によるアイヌ文化展示の歴史をたどる」
北海道博物館、2021年11月28日(日)13:30
(WEBサイト→)
自分たちの文化を自分たちで調べ、記録し、展示する。この当たり前のことが、明治時代以降のアイヌ民族にとっては、ままならない時代が長く続いてきました。移住してきた人々が圧倒的な多数者になっていく社会の中で、アイヌ民族に対する同化の圧力が強くなり、「アイヌ民族」の定義づけや価値づけなども、もっぱら周囲の多数者の評価や関心に左右されることは多かったのです。そのような中でも、1920年-30年ごろから、アイヌ民族が自分たちの伝統文化を自ら紹介し展示していこうとする取り組みが見られます。この講座では、こうした取り組みの歴史をたどり、「アイヌ文化」の展示や理解の在り方を考える機会のひとつとします。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道博物館さま(HP)よりお借りしました。