「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 旅人が見た有珠 展」

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(旅人が見た有珠 展)

★(当館学芸員)「ギャラリートーク 旅人が見た有珠 展」

 だて歴史文化ミュージアム、2021年4月18日(日)14:00

(WEBサイト→)

www.city.date.hokkaido.jp

 「旅人が見た」と言っても、いまから200年前後も前の旅人のこと。その記録の中心に、当時の伊達市有珠地区に焦点を当てて探ろうとする企画展です。

 一人目の旅人は、菅江真澄(すがえますみ、1754年-1829年)。日本民俗学の祖・柳田国男が敬愛したと言われる江戸時代後期尾博物学者・旅行家です。1791年に蝦夷地に渡り『蝦夷廼手布利(えぞのてぶり)』を記録。その終盤に、有珠に訪問した内容が出てきます。

 もう一人の旅人は、イザベラ・バード(1831年-1904年)。アメリカ・中国・韓国。日本を旅した紀行文で、当時から世界によく知られたイギリス人旅行家でした。1878年に函館から平取までを往復した記録を『日本奥地紀行』としてまとめたのですが、その復路で有珠を訪れています。

 歴史の記録が多くない近世近代の北海道にあって、当時の生き生きと描写される旅の記録が残っているのは、とても貴重なことです。この2人が語る北海道の冒険旅ドキュメンタリーで、タイムスリップしてみませんか。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、だて歴史文化ミュージアムさま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。