★フランク・シャーマン コレクション展 あるアメリカ人を魅了した浮世絵
北海道立三岸好太郎美術館、2019年7月13日(土)-9月4日(水)
(WEBサイト→)
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/mkb/tenrankai.htm
シャーマンコレクション第2弾として、GHQの出版・印刷担当官で日本に長く滞在したフランク・シャーマンの日本美術コレクションから江戸後期から末期の浮世絵を紹介。出版や印刷に詳しかったシャーマンが集めた浮世絵です。
歌川国貞(三代豊国)の《近世水滸伝》や歌川国芳の《誠忠義心伝》など25点。 下の掲載図版(上)は《近世水滸伝》から歌舞伎役者・中村芝翫の似顔で描かれた侠客・競力富五郎。鮮やかなブルーを効かせた刺青や派手な龍のきもの、力強いポーズと表情で、世に知られた侠客をヒーローさながらに描き出しています。図版(下)は容貌華麗な十代ながら、幼い頃に親を失い、ならず者となった夏目子僧新助。役者・岩井粂三郎の似顔で描き出しています。人物には、幕末を代表する戯作者仮名垣魯文による略伝も添えられ、物語と絵の魅力が江戸っ子を魅了しました。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立三岸好太郎美術館さま(HP)よりお借りしました。
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくおねがいします。