★旧幸福駅
旧幸福駅は、帯広市幸福町にあった、日本国有鉄道（国鉄）広尾線の駅（廃駅）です。単式ホーム１面１線の棒線駅の構造でした。広尾線の廃止に伴い、１９８７年に廃止されました。駅名の縁起のよさから、乗車券や入場券などで有名であり、廃止後も観光地として整備されてきました。
幸福駅は、廃止後も待合室・ホーム・レールなどは、そのまま保存されています。１９９０年代後半には農村公園として、観光バスも利用可能なアスファルト舗装の駐車場やトイレ、花壇などが整備されました。現在でも、待合室には現役当時同様に、名刺や定期券などがびっしりと貼り付けられ、１９９０年代半ば以後は、プリクラシールもしばしば見られるようになりました。レール上にはディーゼルカー２両と、モーターカー１両が静態保存されています。ホームの入り口には「幸福の鐘」が備え付けられました。また、付近には、後述するイベントのための小屋（着替え用）が、廃止後に建てられました。
駅舎近くの売店では、「愛の国から幸福へ」として、愛国駅から幸福駅ゆきの切符などのレプリカが販売されています。これらは、地元企業により、通信販売もなされています。
さらに、帯広市の商工観光部観光課によって、「幸福駅ハッピーセレモニー」という結婚式風のイベントが、夏季を中心に行われています。帯広観光コンベンション協会からは、同駅の訪問者に対して、「幸福からのメッセージ」というクリスマスカードを送るサービスも行われています。
★「観るだけ美術部員」のつぶやき
以前「ようこさんのブログ」で紹介していただいた、旧幸福駅です。いまだに行ったことが無いのですが、ぜひ言ってみたい場所です。だって、いつまでも幸せでいたいですから・・！
