「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[講演会]★(当館学芸員)「ギャラリーツアー リサ・ラーソン展」

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(リサ・ラーソン『アフリカンシリーズ ジャイアント・ライオン』、1968年)

 

★(当館学芸員)「ギャラリーツアー リサ・ラーソン展」

 北海道立函館美術館、2020年11月21日(土)14:00

(WEBサイト→)

www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp

 

 スウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソン(1931年-)は、動物モチーフを中心に、素朴で温かみのある作品で、多くの人々に愛されてきました。本展では、陶芸家リサ・ラーソンの初期から近年に至るまでの代表的な作品、およそ200点を紹介します。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立函館美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[常設展]★いのちが息づく 展

★いのちが息づく 展

 北網圏北見文化センター、2020年9月24日(木)-11月23日(月・祝)

(WEBサイト→)

hokumouken.com

 

 北網圏文化センターが所蔵する美術作品の中から、生命の市波やくらしに関わる作品27点を展示します。また合わせて、今年度新たに収蔵した作品2点も公開いたします。出展作家は、香川軍男、景川弘道、鷲見憲治、松樹路人、岡崎公輔、松田陽一郎、伊藤彰規ほか。

[講演会]★高野宏康 「九谷焼の故郷 加賀の北前船主たちが活躍した小樽・後志」

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(北海道に渡った九谷焼 北前船の華 展)

★高野宏康 「九谷焼の故郷 加賀の北前船主たちが活躍した小樽・後志」

 市立小樽美術館、2020年11月21日(土)14:00

(WEBサイト→)

otarubij-kyoryoku.com

 北海道では、函館、松前に続き、小樽市もまた北前船主たちと縁が深く、小樽市は平成30年日本遺産ストーリー「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間-北前船寄港地・船主集落-」に追加認定されました。各地の北前船主たちは、北海道に進出することで、明治延期に最盛期を迎え北海道に支店を置き、小樽で資本投下して会社を興しました。彼ら北前船主たちが遺したものに、小樽の重要な観光資源である旧北浜地区倉庫群(日本遺産構成文化財)があります。また、彼らは美意識の高い教養人でもあり、小樽で見出した芸術家を擁護し、惜しみない援助を行いました。

 小樽に進出した北前船主たちの多くが居住した石川県加賀市は、御用窯として九谷焼が発祥した地です。平成29年から30年にかけ、石川県九谷焼美術館は、所縁に住む人々のルーツをたどると北陸地方出身者が非常に多いことから、人の移動とモノの移動派関連すると推測し調査を始めました。日本遺産認定を追い風に、九谷焼北前船寄港地である北海道ゆかりの地に運ばれた可能性を探るため、寿都町教育委員会岩内町郷土館、鰊御殿とまり、積丹運上屋旅館、旧余市福原漁場、よいち水産博物館、旧下ヨイチ運上家、(増毛)本間家などに所蔵されている九谷焼を調査した結果、意外な名品を見出すことができました。その成果は『東北・北海道に渡った九谷焼』(石川県九谷焼美術館、2018年)で発表されています。

 本展は石川県九谷焼美術館の調査結果をもとに、北海道小樽を含めた後志地域に絞って幕末から明治期の優れた九谷焼を展覧するものです。あわせて北前船がもたらした海岸地方独特の文化ならびに、加賀市出身の北前船主たちの業績も紹介します。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、市立小樽美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[企画展]★竣工50年 北海道百年記念塔 井口健と『塔を下から組む』展

★竣工50年 北海道百年記念塔 井口健と『塔を下から組む』展

 市立小樽文学館、2020年10月3日(土)-11月29日(日)

(WEBサイト→)

otarubungakusha.com

 50年前、北海道開道百年を記念して、野幌森林公園の一画に建てられた「北海道百年記念塔」。設計公募により採用されたのは建築事務所に勤める29歳、札幌在住の無名の若者でした。建築課・井口健。現在82歳。2018年11月、「解体検討」のニュースを知り、あらためて「百年記念塔」とは何か、何だったのかを考えた8人のアーティストと共に、いま、もういちど、「塔を下から組む」

 

 

[特別展]★きかんしゃトーマス展 ソドー島のなかまたちが教えてくれたこと 札幌駅開業140周年 原作出版75周年

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きかんしゃトーマス展)

きかんしゃトーマス展 ソドー島のなかまたちが教えてくれたこと 札幌駅開業140周年 原作出版75周年

 JRタワープラニスホール、2020年10月31日(土)-11月23日(月・祝)

(WEBサイト→)

www.jr-tower.com

 

 世界中で愛される「きかんしゃトーマス」は、原作絵本出版から今年で75周年を迎えました。本展は、イギリスから貴重な原画およそ180点が来日し展示されるほか、アニメーション作品で使われたプロップスの展示、展覧会限定のオフィシャル映像の上映など、物語やアニメーション作品の魅力に迫る展覧会が、日本初会場として札幌で開催されます。大人も子どもも楽しめる展覧会。「観るだけ美術部長」も、観に行きたいんだけどなあ。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、JRタワープラニスホールさま(HP)よりお借りしました。本展は百貨店で開催される展覧会ですが、入場料を徴取して行われることから、公的な要素も大きいと判断し、画像の掲載を行っております。

[講演会]★鎌田東二 「異形の神智学者の研究 諸星漫画世界の神秘」

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諸星大二郎妖怪ハンター』、1974年)

鎌田東二 「異形の神智学者の研究 諸星漫画世界の神秘」

 北海道立近代美術館、2020年11月21日(土)14:00

(WEBサイト→)

www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp

 

 日本中に多数の熱狂的なファンを持ち、クリエイターから異分野の研究者まで、あらゆる方面から絶大な支持を誇る漫画家、諸星大二郎(1949年生まれ)。1970年『ジュン子・恐喝』で実質的なデビューを果たし、1974年『生物都市』で第7回手塚賞を受賞。注目を集めます。曽於作風は、SF的なものから、民俗学・考古学的な視点を持った作品、人留医学的な考察とスケールを持った作品、記紀神話を基に大胆な世界観を披露した作品、東洋文学・思想などから影響が見られる作品、博物学的な視点を感じられる作品など、幅広いジャンルにわたっています。本展では、諸星大二郎さんのデビュー50周年を記念し、代表作の原画などおよそ350点を中心に、作品世界に関わりの深い美術作品や歴史、民俗資料などをあわせて展示。読む者を「異界」へと導く魅力の原点へと迫ります。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

[陶芸展]★高井秀樹 うつわ 陶・白磁・彩磁展

★高井秀樹 うつわ 陶・白磁・彩磁展

 東急さっぽろ店、2020年11月12日(木)-11月18日(水)

(WEBサイト→)

www.tokyu-dept.co.jp

 今年で陶歴35年となる高井秀樹さんは、函館市在住の陶芸作家さんです。日本工芸会正会員、日本陶芸美術協会会員、道展会員、北海道陶芸会会員。本展では、長年発表して生きた陶器に加え、最近始めた白磁や彩磁がこれに加わりました。培われてきた技術から生み出された新作をお楽しみください。

 

あしたはきょうよりもっといい日。