平沢貞通「風景」
★「小樽水彩画の潮流-平沢貞通、埋もれた画業の発掘」展
市立小樽美術館、2010年2月27日(土)-2010年5月9日(日)
「平沢貞通」の名前は、「帝銀事件」に関わって、生涯一貫してみずからの無実を訴え続けた人物として有名です。しかし、この名前を、ひとりの画家として知っているひとは、そう多くは無いと思います。画家「平沢貞通」の存在に焦点を当て、その価値を再評価しようという展覧会が、小樽で開かれます。平沢貞通は、北海道美術の先駈けの画家として、認められるようになってきています。
今回の展覧会では、平沢の作品が34点展示されることになっています。また、北海道立近代美術館では、2月20日から4月11日まで、常設展で「今田敬一の眼」展が開かれ、そこで、平沢の第2回帝展入選作「春近し」が展示されることになっています。
「観るだけ美術部員」だけでなく、近代の歴史に興味のあるひと、また、社会史、犯罪史、刑法史などに興味のあるひとにとっても、注目の展覧会です。
★市立小樽美術館
http://www6.ocn.ne.jp/~otarubij/exhibition.html
★平沢貞通WEB絵画展
http://www.gasho.net/teigin-case/gallery/kaiga/kaiga.htm