[旅行案内]濤沸湖
★濤沸湖(オホーツク海沿岸部)
濤沸湖(とうふつこ)は、北海道東部、網走市と小清水町にまたがる潟湖(せきこ)です。網走国定公園に含まれています。東西8km、南北2km、周囲30km、面積9.3k屐湖面標高0m、最深2.5m。富栄養の汽水湖で、洪積層の台地に囲まれた内湾が、砂州の発達でオホーツク海と隔てられたもの。砂州の延長は7.5km、最大幅700m。標高は20mを超えるところもあります。西端の網走市北浜付近に、約40mの開口部があって、そこから海に通じています。湖畔では酪農が営まれ、牧歌的風景が展開しています。
湖の北西端で海とつながっているため、汽水湖となっています。湖の東側1kmには、藻琴湖があります。湖の西には、小清水原生花園がひろがっています。浦士別(うらしべつ)川、オンネナイ川、丸万(まるまん)川などが流入し、河口部にはデルタが発達しています。
湖の名前の由来は、アイヌ語の「トー・プッ」(湖・口)。昭和32年に派遣された第1回南極観測探検隊の一行が、濤沸湖の結氷を利用した予備訓練(耐寒訓練)を行いました。
湖岸の低地には塩性湿地帯が発達しており、なかでもアッケシソウのシーズンには多くの観光客が訪れます。多くの野鳥が飛来する湖で、ガン・カモ類は、毎年6万羽以上が飛来して来ます。その他、オオヒシクイ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、ミコアイサ、ウミアイサは、なんと東アジア地域個体群の1%以上を支えています。
夏になると、湖畔にはセンダイハギ、ヒオウギアヤメの群生が一面に広がり、斜里岳をバックに草原に横たわる馬や、牛の姿が見られ、のどかな情景が訪れる旅人の心を安らげてくれます。
やがて冬になると、厳寒のシベリアの冬を避け、毎年2,000羽のオオハクチョウが飛来し、この湖で羽を休めます。四季を通じて数多くの野鳥が訪れるため、バードウォッチングに最適です。近年ではタンチョウの繁殖が確認されています。 湖内には藻場も発達し、魚介類の水揚げもあります。2005年には、「ラムサール条約指定地」に登録されました。
★「観るだけ美術部員」のつぶやき
流氷を観に行く予定にしているのですが、都合で行けなくなるかもしれなくなりました・・。どうかな、楽しみにしていたから、行きたいんだけどな。
★「濤沸湖」ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%A4%E6%B2%B8%E6%B9%96