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[道外展]★木田金次郎 青春の苦悩と孤独を歓喜にかえた画家たち 有島武郎『生まれ出づる悩み』出版100年記念展


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(木田金次郎 『夏の岩内港』、1960年、木田金次郎美術館)

★木田金次郎 青春の苦悩と孤独を歓喜にかえた画家たち 有島武郎『生まれ出づる悩み』出版100年記念展
 東京府中市美術館、2018年7月21日(土)-9月9日(日)

 近代日本を代表する文学者のひとり、有島武郎(ありしま・たけお)の小説『生れ出づる悩み』出版100年を記念し、モデルとなった北海道の画家・木田金次郎の展覧会が開催されます。
  『生れ出づる悩み』は、画家を志しながら、生活のために漁師となった青年「木本」と、小説家「私」との出会いと交流、そして互いが抱える創作の苦しみを綴った作品。木本のモデルである木田と有島は、1910年に札幌で出会い交流を重ね、有島は木田の姿に触発されて一編の小説をまとめ、いっぽう木田は有島から薫陶を受けながら絵画の道を進みます。

 有島の強いすすめもあり、生まれ故郷で地方の漁村である北海道・岩内で活動した木田は、にぎわう漁港や波しぶく岩場を奔放な筆づかいと鮮烈な色彩で描き、1954年にそれまで描いた1,500点あまりの作品を失う火災に遭うも、同地で制作を続けました。

 本展では、木田の生涯を80点の作品でたどるとともに、有島の『生れ出づる悩み』に触発された北海道の若手美術家や、福井県で炭焼きをしながら絵画を手がけた孤高の画家・渡邉淳などの作品をあわせて紹介。苦悩と歓喜に彩られた、芸術家たちに迫ります。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、府中市美術館さま(HP)よりお借りしました。

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