「観るだけ美術部」部長のブログ

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[建築物]★カトリック室蘭教会(室蘭市)

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カトリック室蘭教会の外観。高さ10mのベルタワー(鐘楼)が印象的)

カトリック室蘭教会(室蘭市
 1891年(明治24年)函館教区が設立され、ベルリオーズ司教は、アイヌ民族への布教を目的に、同年室蘭教会を設立しました。洗礼者名簿の第1号は、絵鞆村の3人のアイヌ人だったようで、司教はこの地を中心に胆振・日高方面の布教活動を行いました。初期の教会は、現在地の向かいあたりで、厩舎を改造した粗末なものだったそうです。1909年(明治42年)に小さな聖堂が完成しています。
 1957年(昭和32年)に着任したスミス神父は、自身の米国出身教会に寄付を募り、大部分の資金を用意し、不足分を地元の信者が賄い、1962年(昭和37年)に現在の教会堂を新築しました。隣接してメリノール女子修道院も建てられ、かつては修道女の姿が中央町界隈でも見られましたが、ほどなくして見かけなくなり、やがて閉鎖されています。

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(礼拝堂の内部。中央にキリスト像。囲むステンドグラスが美しい)

 教会堂の内部には、大きな御絵(3×6m)や、16枚の聖人を描いたステンドグラス、14枚のキリスト受難の木彫り絵などが配置され、祈りの場に相応しい厳かな雰囲気が漂っています。これらのステンドグラスや彫り絵はすべて、教会堂建設当時にドイツで制作されたものと言われています。(2018年1月、外観のみ現状を確認)

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、カトリック室蘭教会さま(HP)よりお借りしました。

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