(岩橋英遠 『戸隠』、1976年、平塚市美術館委託)
★夏の所蔵品展 山の絵
平塚市美術館、2017年7月1日(土) -9月10日(日)
このたび、平塚市美術館では、2016年に制定された「山の日」を記念して所蔵品による山の絵展を開催いたします。
山がいまだ多くの人にとって未知の領域であったころ、それは畏怖や信仰の対象であったり、仙境を投影するものでした。明治30年代に入って近代登山が始まると、日本アルプスの壮大な風景が登山家たちによって発見され始めました。その後、大正から昭和前期にかけて登山ブームが巻き起こり、更に交通機関が発達するにつれ、登山を目的としない人々も手軽に山岳風景に接することが可能になりました。こうして「山」という新しい風景が人々の眼前に展開します。山々の壮大な連なり、陽光や月光に照らされて輝く山容、新緑や雪に覆われた様子、山に分け入れば、雄大な滝や木々に埋め尽くされた視界の中に、変化に満ちた光景が広がっています。豊かな魅力をたたえた風景に接した画家たちは、そのみずみずしい感動を作品化しました。
本展では、明治から現代までの山を描いた作品を紹介し、その表現の多様性を示すとともに、山の魅力を絵画の世界から振り返ろうとするものです。
山がいまだ多くの人にとって未知の領域であったころ、それは畏怖や信仰の対象であったり、仙境を投影するものでした。明治30年代に入って近代登山が始まると、日本アルプスの壮大な風景が登山家たちによって発見され始めました。その後、大正から昭和前期にかけて登山ブームが巻き起こり、更に交通機関が発達するにつれ、登山を目的としない人々も手軽に山岳風景に接することが可能になりました。こうして「山」という新しい風景が人々の眼前に展開します。山々の壮大な連なり、陽光や月光に照らされて輝く山容、新緑や雪に覆われた様子、山に分け入れば、雄大な滝や木々に埋め尽くされた視界の中に、変化に満ちた光景が広がっています。豊かな魅力をたたえた風景に接した画家たちは、そのみずみずしい感動を作品化しました。
本展では、明治から現代までの山を描いた作品を紹介し、その表現の多様性を示すとともに、山の魅力を絵画の世界から振り返ろうとするものです。
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