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[特別展]★神田日勝 燃え上がる大地展

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神田日勝 燃え上がる大地展
 神田日勝記念美術館、2017年4月25日(火)-7月9日(日)
(WEBサイト→)http://kandanissho.com/infomation/#232

 十勝・鹿追ゆかりの洋画家・神田日勝(1937-1970)は、身体に胴引き跡を残した農耕馬をはじめ、開拓農家としての実生活をモチーフに数多くの油彩画を残しました。身近な家畜や食糧、新聞やポスター等を細部にいたるまで丹念に描き上げることで知られる日勝作品ですが、実はその晩年にあたる1968年頃に、「人と牛」や「人間」、「作品」と題した抽象表現主義風の作品を手がけたことはあまり知られていません。
 神田日勝は8歳の頃に戦時疎開で鹿追に入植し、19歳から32歳で没するまで、営農と並行しながら油彩画制作と公募展出品を続けました。1964年からは東京の独立展に連続入選し、66年には札幌の全道展会員に推挙されるなど着実に実績を積みますが、この頃から5年のうちに見せた画風の変遷には目を見張るものがあります。特に68、69年には、大胆なデフォルメと鮮烈な色彩、そして豪快な筆づかいによる大画面の油彩画で新境地を目指しました。
 本展では初の試みとして、これまであまり光の当たらなかった画家の後年2年間の作品群を全て集めて並べ、新たな日勝像の構築を試みます。日勝自身が鍬を入れる大地、そして、画家としての自らを支える基盤としての大地が、新たな局面を迎えて煌々と燃え上がり、激しく力強く光輝くさまをご覧ください。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、神田日勝記念美術館さま(HP)よりお借りしました。

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