「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★昭和の洋画を切り拓いた若き情熱 1930年協会から独立へ 始まりはパリ。展

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佐伯祐三 『パリの街角』、1927年、笠間日動美術館

★昭和の洋画を切り拓いた若き情熱 1930年協会から独立へ 始まりはパリ。展
 北海道立函館美術館、2017年4月8日(土)-5月28日(日)

 本展は、日本近代洋画史を語る上で欠かすことのできない二つの美術団体「1930年協会」の結成から「独立美術協会」の草創へと至る軌跡に焦点を当てるものです。 1920年代、多くの若手画家が本場で西洋の芸術を学ぶために欧州へと旅立ちました。「1930年協会」は、同時期にパリに留学していた前田寛治、里見勝蔵、木下孝則、佐伯祐三、小島善太郎により、滞欧以後の作品発表の場として1926年に結成されました。その後、パリから戻った仲間が次々と会員に加わり、一般の作品も公募するようになると、組織は急速に拡大します。そして、画壇の中心的な存在であった帝展や二科展に対する当代の新勢力として注目を集め、洋画界に大きな影響を与えました。
 しかし、佐伯の客死や里見の脱会、木下の渡欧により主要メンバーを欠き弱体化し始め、1930年(昭和5年)の第5回記念展の後、前田が不帰の人になったことにより足並みが乱れます。そうしたなか、同年11月に同協会を発展させたかたちで、里見勝蔵、児島善三郎、林重義、林武、川口軌外、小島善太郎、中山巍、鈴木亜夫、鈴木保徳、三岸好太郎、高畠達四郎、伊藤廉、福沢一郎、清水登之により、「既存の団体からの絶縁」、「新時代の美術の確立」の宣言のもと「独立美術協会」が創立され、画壇を牽引していきます。
 本展では、昭和の洋画界に旋風を起こしたこれら二つの美術団体の活動に改めて注目し、一時代を築いた寵児たちの作品を一堂に集めてご紹介します。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、酒田市美術館さま(HP)よりお借りしました。

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