「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★大ムラノガラス復刻作品展 現代に甦ったヴェネツィアの名品

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★大ムラノガラス復刻作品展 現代に甦ったヴェネツィアの名品
 北一ヴェネツィア美術館、2016年9月6日(火)-11月21日(月)
(WEBサイト→)http://www.venezia-museum.or.jp/

 ヴェネツィアから1.5kmの距離にあるムラノ島は、ガラス工芸が盛んな島として有名です。1291年、ヴェネツィア共和国政府は、ガラス職人全てをムラノ島へ移住させることを法で定め、島から自由に出ることを禁止しました。その島の中で職人達は、何世紀にも渡り独自のガラス製法を次々と生み出し、ヴェネツィアガラスの名声を世界で不動の地位まで築き上げていきました。
 現在でもヴェネツィアガラスのほとんどがムラノ島の工房で制作されており、職人たちは代々受け継がれてきた伝統を守りながらも、現代的なデザインの作品を数多く生み出しています。
 ヴェネツィアガラスの最も充実したコレクションを持つ『ムラノガラス美術館』。北一ヴェネツィア美術館は「ヴェネツィアの豊かな中世貴族文化をご紹介する」という理念に基づき、1千年の歴史を持つヴェネツィアガラスを系統的に保存していくため、ムラノガラス美術館が所蔵する15~20世紀にムラノ島で制作された貴重な作品の復刻を、ヴェネツィアの工房に依頼致しました。
 ヴェネツィアの職人たちが当時のガラス作品の色彩や技法を研究し、現代に蘇らせた本展の作品群は、ヴェネツィアガラスの伝統的な美しさと技術の素晴らしさを余すところなく感じさせてくれます。
 現地のムラノガラス美術館でもヴェネツィアガラスの歴史に即してこれだけの作品を一堂に展示することは極めて稀で、世界最高峰と言われるヴェネツィアのガラス芸術をご覧いただける、貴重な機会です。
ガラス職人の高度な制作技術が次世代に連綿と続いていく、その歴史の流れに思いを馳せてみてはいかがでしょう。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北一ヴェネツィア美術館さま(HP)よりお借りしました。

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