「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[道外展]★フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち 展

イメージ 1
ヨハネス・フェルメール 『窓辺で水差しを持つ女』、1662-1665年、メトロポリタン美術館

フェルメールレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち 展
 京都市美術館、2015年10月24日(土)-2016年1月4日(月)

 17世紀のオランダは経済面、文化面ともに急速に発展し、絵画の分野でも多くのすぐれた画家を輩出した希有な時代でした。その中でも特に知られるのが、オランダ・デルフト出身のヨハネス・フェルメールや、数々の名画を残したレンブラント・ファン・レイン。当時、女性が政治的に果たす役割が大きくなり、女性を描いた作品も増えていきました。本展のサブタイトル「世界劇場の女性」は、そういった側面を反映し、シェイクスピアの言葉にちなんでつけられたものです。
 本展では、17世紀を中心に描かれた60点を展示。フェルメールの「水差しを持つ女」、レンブラントの「ベローナ」(いずれもニューヨーク、メトロポリタン美術館所蔵)が初めて来日するほか、同時代に活躍したピーテル・デ・ホーホの「女性と召使いのいる中庭」(ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵)なども日本初公開となります。
 会場はオランダ黄金時代の幕開けに始まり、その終焉までを展示。「風景画家たち」「イタリア的風景画家たち」「建築画家たち」「海洋画家たち」「肖像画家たち」といったジャンルごとに10章で構成されます。フェルメールの「水差しを持つ女」は8章「風俗画家たち」で見られます。肖像画よりもより生き生きと市井の人々の姿を活写した絵画は印象的。9章の「レンブラントレンブラント派」ではレンブラントの「ベローナ」のほか、同じく日本初公開となるカレル・ファブリティウスの「帽子と胴よろいを着けた男(自画像)」(ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵)なども展示。いずれも力強くドラマチックな作風と卓越した描写力で、見る者を圧倒することでしょう。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、京都市美術館さま(HP)よりお借りしました。

↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。
絵画 - 美術ブログ村
あしたはきょうよりもっといい日。