★クレオパトラと、エジプトの王妃展
大阪国立国際美術館、2015年10月10日(土)-12月27日(日)
(WEBサイト→)http://www.nmao.go.jp/exhibition/
(WEBサイト→)http://egypt2015.jp/(公式HP)
古代エジプト王国といえば、だれもがピラミッドや神殿などの壮麗な建造物を思い浮かべることでしょう。この三千年もの長きにわたる王国を支配したのは、ファラオと呼ばれた王たちでした。しかし、近年、発掘調査や研究の成果により、ファラオの歴史だけでなく当時の社会や人びとの暮らしぶりにも大きな関心が寄せられるようになってきました。なかでも、古代エジプトの社会における女性たちと、その役割についての研究の進展には目覚ましいものがあります。
王を支える女性たちは妻や母としてだけではなく、政治や宗教の側面からも大きな役割を担いました。ときには女王として君臨する王妃も登場し、さらに神格化された王妃もいます。
本展では、古代エジプトの歴史のなかで大きな役割を果たした女性たちに焦点をあてています。大ピラミッドを建造したクフ王の母ヘテプヘレス。夫の死後、王として君臨した女王ハトシェプスト。王族出身ではありませんでしたが、王に嫁いだ王妃ティイや、絶世の美女として知られた王妃ネフェルトイティ(ネフェルティティ)。そして、古代エジプト最後の女王となったクレオパトラ(クレオパトラ7世)などはその代表例です。
彼女たちにまつわる像やレリーフ、装身具など約180件を、世界14カ国の美術館・博物館や個人コレクターから集め、展示いたします。世界から注目を受ける古代エジプト文明を、女性からの視点で捉えなおす貴重な機会となることでしょう。
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