「観るだけ美術部」部長のブログ

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[道外展]★ペコちゃん 展

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★ペコちゃん 展
 平塚市美術館、2015年7月11日(土)-9月13日(日)

 株式会社不二家のキャラクター「ペコちゃん」は日本企業の代表的キャラクターであり、誕生から60余年という、まさに昭和から平成へつづく世相や日本の生活を表し、その容貌やファッションは時代や季節を通じて多彩に変化してきました。店頭人形、卓上人形だけでなく、書籍やマッチラベル、テレホンカード、新聞広告、文具など生活に根差したところにペコちゃんがいました。世代によっては、ある特別な日にデパートの屋上遊園地などでひとしきり遊んだあと、家族で食べたハンバーグやショートケーキの思い出が浮かんでくるかもしれません。また現在まで、やなせたかし水森亜土などの作家やハローキティ初音ミクなどのキャラクターとのコラボレーションが積極的に行われていることも日本的な特徴といえ、さらに企業としての不二家は、その社風もあり、建築家アントニン・レーモンドや先駆的なデザイナーレイモンド・ローウィと積極的に関わりをもっていました。
 本展はこうした「ペコちゃん」を、昭和という時代や世相のなかで捉えた「過去」(「ペコちゃんと昭和」、「生活のなかのペコちゃん」)と、気鋭の現代アーティスト17人がペコちゃんにインスパイアされて制作した27点による「現在」によってひもときます。現代作家の内訳は、戌井昭人伊藤誠、内田望、金川博史、川井徳寛、木原千春、小林孝亘、佐々木成美、玉川みほの、冨岡奈津江、西尾康之、町田久美、三沢厚彦、宮川慶子、山田啓貴、吉野英理香、渡部満の17名です。このほかミルキー関連パッケージなどのコーナー展示、二人のデザイナー、レイモンド・ローウィとアントニン・レーモンドの紹介、東京モード学園の協力による、ペコちゃんのオリジナル衣装デザインの募集と展示を行います。あわせて多彩な映像やワークショップなどによって、昭和という世相を追い、アートなペコちゃんの新たな側面を追いながら、幅広い世代が楽しめる展覧会を行います。

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、平塚市美術館さま(HP)よりお借りしました。

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