★工藤善蔵 油彩画展
室蘭市民美術館、２０１４年１１月１日（土）－２０１５年３月１日（日）
（ＷＥＢサイト→）http://muroranm.exblog.jp/
工藤善蔵さんは６９歳。国展会友、全道展会員。油彩画のほか、スケッチブック、遊び心で描いた扇子や巻物といった作品も展示されています。 工藤さんは、「現場で描くことがモットー」と、国内はもとより、中国、インド、ノルウェー、フランス、エジプトなど、海外にもしばしば取材に出掛けてスケッチ。本展は、２０００年の自選展以来の開催。展示したのは半世紀の集大成。油彩、水彩、版画３８点と、スケッチ画集、扇子絵、本人の高校生以降の写真なども。国展初入選作『北国の対話』、生と死の対極にある『旅立つ命』と『眩しい命』、全道展会員推挙となった『蘇生する息吹』など、いずれも見応え十分でした。私が訪れると、いつもの笑顔で迎えてくれ、桜で満開の弘前城の絵を指さして「この絵はね、桜で満開の弘前城にキャンバスを立てて描いたからね、絵に花びらがついちゃったまま、残っているよ」と、４０年も前の話をしてくださいました。現在は作品が入れ替わっています。
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