「観るだけ美術部」部長のブログ

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[企画展]★北のやきもの史 江上コレクションを中心に展

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箱館焼『染付湯呑茶碗・唐太之内ヲナヨポロ』、1860年、江上壽幸氏所蔵)
 
★北のやきもの史 江上コレクションを中心に展
 北海道立近代美術館、2013年12月7日(土)-2014年3月23日(日)
 
 粘土をこねて成形し、焼成するやきものは北海道でも約7,000年前の縄文時代に生まれました。本州では古墳時代以降、大陸からもたらされた須恵器(ろくろ成形と焼成窯)の技術が発展しましたが、北海道にそれが伝わるには江戸時代を待たねばなりませんでした。 幕末安政期に至り、ようやく函館を舞台に、幕府と民間双方から北海道のやきものの模索が始まります。明治に入り開拓が進展するとともに、やきものの需要も高まり、本州出身の陶工の来道が活発化して小樽、札幌などに開窯が相次ぎました。
 1923年(大正12年)には北海道工業試験場が開場。山岡三秋らの指導が実り、昭和に入ると宮下貞一郎、白勢栄悦ら道内出身の陶芸家が活動を開始します。彼らはその後、北海道やきもの界の礎となりました。 戦後になると、1949年(昭和24年)に中国古陶磁の研究で著名であった小森忍が来道し、窯業指導と作陶を開始しています。昭和30年代以降は陶芸家の数も増え、また全国的な民芸ブームを反映して、やきものを愛好する層も広がっていきました。
 本展は、幕末から昭和戦後にいたる北海道のやきものの歩みを、約500点に及ぶ江上壽幸(えがみ・ひさゆき)氏のコレクションから厳選した約200点の作品と、小樽市総合博物館の所蔵作品によりご紹介します。北の風土と歴史、そして人が生み出した多彩なやきものの世界をお楽しみください。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。
 
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