「観るだけ美術部」部長のブログ

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[特別展]★北海道銀行 創業60周年記念コレクション展

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(児島善三郎 『初夏池畔(中島公園)』、1947年、北海道銀行
 
北海道銀行 創業60周年記念コレクション展
 北海道立旭川美術館、2013年11月29日(金)-12月15日(日)
 
 北海道銀行初代頭取島本 融は、その著書『私の銀行経営』のなかで、「企業は、地域の人々が自分たちの、地域に育った芸術を強く求めているときには、進んでこれに力を貸すことを惜しんではならない。それが企業の社会的責任である。」と述べています。創業初期から島本は、岩内出身の木田金次郎氏の作品に「北海道的なもの」を感じ、個展の開催など様々な支援を開始することとなります。島本と木田金次郎氏との交流は、同氏と親交のあった野口彌太郎、林武、児島善三郎、高畠達四郎各氏をはじめ、中央画壇にて活躍していた多くの画家たちにも拡がりをみせ、この過程で彼らの作品も北海道銀行の所蔵するところとなりました。また、1955年(昭和30年)以来、北海道銀行が制作するカレンダーに北海道出身、あるいはゆかりのある作家の作品を採用してまいりましたことも、コレクションを構成する大きな柱になっています。
 1964年(昭和39年)の本店ビル新築に際し、1階の壁面に設置した巨大なレリーフ『大地』は、わが国を代表する彫刻家、本郷新、山内壮夫、佐藤忠良3氏の共同制作で、北海道の歴史風土、産業発展に対する熱い思いが逞しく表現されています。本展では、北海道銀行本店の象徴とも言えるこの作品を、制作過程の映像などを通してご覧いただきます。
 北海道銀行創立40周年を迎えた1991年(平成3年)には、優れた芸術文化の普及を目指し「財団法人道銀文化財団」を設立いたしました。設立以来毎年、道銀芸術文化奨励賞の贈呈を通じて道内で活躍する新進芸術家の支援を継続しており、本展では、絵画部門受賞者の作品を展示するコーナーを設けております。また、創業の翌年、1952年(昭和27年)より制作を開始いたしました北海道銀行の全てのカレンダーも、合わせて展示いたします。
 本展は、北海道銀行の創立60周年を記念し、これまで北海道銀行が縁あって所蔵することとなった絵画や彫刻等を広く皆さまにご覧いただくことを目的として企画いたしました。多くの皆さまにご鑑賞いただければ、幸甚に存じます。」(北海道銀行による展覧会チラシより)
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自にさだめるガイドラインに基づき、北海道立旭川美術館さま(HP)よりお借りしました。
 
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