「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[旧車輌]★い1号客車(小樽市)

イメージ 1
(「い1号」客車。韓国皇太子も乗せた由緒正しい1等車輌でした)
 
★い1号客車(小樽市総合博物館にて静態保存)
 こちらの「い1号客車」は、1892年(明治25年)および1893年(明治26年)手宮工場で製造されました。1908年(明治41年)8月7日から15日まで、韓国皇太子の北海道行啓の際、御乗用とされた由緒正しい客車です。また、1910年(明治43年)10月19日付けで、室蘭市日本製鋼所に貸し付けられ、工場完成式典の来賓輸送用として使用されました。なお「い」というのは「一等車」の意味です。定員は30人。座席は基本的にロングシートですが、車内を3つに分ける形でカギ型となっています。車内前位にはトイレが設置されており、デッキには手ブレーキのハンドルがあります。
 
イメージ 2
(車内の装飾も、ほんとうに贅沢で見事です。こんな車輌に乗って旅してみたい!)
 
 1963年(昭和38年)年、日本国有鉄道国鉄)に寄贈されて苗穂工場で「い1号」に復元の上、北海道鉄道記念館(現在の小樽市総合博物館本館)で保存展示されることになりました。同年、準鉄道記念物に指定され、2010年(平成22年)には鉄道記念物に昇格されています。
 いま話題の「ななつ星」に負けないくらいの気品がある車輌でした。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。
あしたはきょうよりもっといい日。