「観るだけ美術部」部長のブログ

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[旧駅舎]★旧小利別駅 駅舎(旧ふるさと銀河線)

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(旧小利別駅の駅舎。いまも地区の集会所として使われています)
 
★旧小利別駅 駅舎(旧ふるさと銀河線
 小利別駅(しょうとしべつえき)は、陸別町にあった北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」の駅(廃駅)です。地区の集会所が同居していました。1978年(昭和53年)にはマイナス38℃記録した「日本で最も寒い駅」でした。これを記念して、駅前には電光温度計が建てられています。
 
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(ホームなども残されており、現役の駅舎のようにさえ見えます)
 
 建物は、鉄道廃止後も引き続き利用されていますが、駅構内のレールは撤去され、わずかにホームが残されています。陸別駅-置戸駅間で唯一、全列車が停車する駅でもありました。
 
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(待合室は天井が吹き抜けになっており、美しい木組みが見えています)
 
 建物は駅舎部分が円型の吹き抜けとなっていて見晴らしがよく、待合室から列車が入線してくるのが見えたそうです。部長は2012年、こちらの駅舎に二度やって来ました。1度目は8月。名寄本線などの踏査の帰りでした。物憂げに降る雨の音が、駅舎に響いていました。なんとなく感傷的になり、数時間ほども、この待合室で過ごしました。
 
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(これは最初の訪問時の画像。雨が物憂げに降っていました)
 
 2度目の訪問は、2013年9月。このときは気持ちよい秋空のもと、やはり駅舎は静かにたたずんでいました。やってくることのない列車を、この駅舎はどのくらいの時間、ひっそりと待っていたのでしょう。待合室は、地域の皆さんの手で綺麗に清掃され、気持ちいい時間を過ごすことができました。旧ふるさと銀河線の駅舎探訪の旅のなかでも、いちばん思い入れのある駅舎になりました。また来ます。(2012年9月、現状を確認)
 
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(誰も来ない待合室。この待合室は、どのくらいの長い時間を、無言で過ごしてきたのでしょう)
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
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駅名標のような看板。待合室に飾られていました。地域の皆さんに支えられて、
いつまでも大切に保存されてほしい駅舎です)
 
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