「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[名駅舎]★小樽駅 駅舎本屋(小樽市)

イメージ 3
小樽駅駅舎。1934年(昭和9年)の建築。登録有形文化財
 
小樽駅 駅舎本屋(小樽市
 現在の小樽駅舎は、1934年(昭和9年)に竣工した3代目です。1923年(大正12年)に発生した関東大震災で多くの建物が被災したのを契機に、日本では世界に先駆けて耐震設計が法規上に採り入れられました。駅舎も例外ではありません。それまでのレンガや石に替わって、耐震に優れた「鉄筋コンクリート」が多用されるようになったのです。そんな時代に建設された小樽駅も、重厚な鉄筋コンクリート造り2階建て(一部平屋建て)。正面から見て凸型の外観は、上野駅岡山駅(2代目)、中国の大連駅など、同時期に建設された駅舎とも似たデザインになっています。登録有形文化財。準鉄道記念物。
 
イメージ 1
(開放感のある改札ホール。ランプの明かりが郷愁を誘います)
 
 改札口部分は吹き抜けになっており、非常に開放感があります。 駅舎正面部分の窓や、ホームの柱には、小樽を象徴する「ランプ」が吊り下げられ、小樽らしい異国情緒を演出しています。改札ホールの天井は格子天井になっており、その中心の格子には方位を示した図案が描かれています。
 
イメージ 2
(格子天井の中心の図柄が、方位を示すデザインになっています)
 
 2010年より耐震補強工事を兼ねて、駅舎の大規模な改装が行われました。しかし、外観は建築当時のイメージを損ねないように修復されています。駅舎内部のレイアウトは大幅に変更されました。北海道初上陸となるハンバーガーショップバーガーキング」が出店し、他のテナントとともに2012年より営業を開始しています。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
  
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。
にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ(文字をクリック)
あしたはきょうよりもっといい日。